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2018年5月 1日 (火)

その街おこし、ターゲットはだれ?

広告やセールスプロモーションを生業としていた自分の印象なのですが、街おこしのイベントなり新商品なりを見ていると、「ターゲット不在」のまま商品化されてしまったと思われるものが多く見受けられます。これは私が移住してきた新潟県に限ったことではなく、どこの地方でも似たり寄ったりなのだと思います。

 

例えば、パンフレットやブローシャー(チラシ)、Webサイトの表現ひとつを取ってみても「ターゲット不在」が見えてくるものがあります。地方によく行く方はわかると思いますが、子供からお年寄り、女性まで、オールターゲットに訴求しようとしているパンフレットが非常に多くないですか?デザインや文章のタッチを見ればすぐにわかります。

 

内容も総花的なもの、過度に情報を盛り込んだもの、逆に、きれいな写真がバーンとあるだけで何を言いたいのか分からないものもよくあります。写真バーンで通用するのは京都や沖縄みたいなメジャーな観光地にだけに許された特権です。街おこしをする必要がある街なら、もう少し振り向いてもらうための工夫が必要でしょう。

 

広告の世界では、すべての人に伝えようとしたらすべての人に伝わらない、とよく言われます。伝えるべき人は誰か、いかに伝えるべき人を絞るか、ここを間違ったまま進めればその後、ように素晴らしい表現でアウトプットしたとしてもまったく効果のないものになってしまいます。ターゲットを欲張れば、その分、メッセージはぼやけてしまうのです。

 

街おこし的な商品やイベントに話を戻します。作りたいものを作っている、売りたいものを売っている、という感じがしてなりません。たまたま地元に観光や特産品になりそうな資源があったからという理由だけで商品化したり、価格設定も製造コストに利益を乗せているだけでは?というものも散見されます。この商品はいくらくらいなら買ってくれるのかな?このイベントってどんな人が行くのかな?どこまで想定して商品(やイベント)を開発しているのか不安になります。

 

例えば、メーカーが新商品を発売するにあたっては、ターゲットの絞り込みはもちろん、競合他社の商品などとのポジションを踏まえて、このくらいだったら買ってくれるんじゃないかな?という目標の販売価格を決めた上で商品開発を行いますよね。そして開発部門だけでなく購買部門、さらにはパートナー企業を絡めて、いかにしてその価格に近づけるかという数円単位のコストダウンのために喧々諤々のやりとりが行われるのが一般的です。

 

ここまで書くと何を言いたいかわかると思いますが、マーケティング的な発想が足りない、ということです。これは何も特別な知識やスキルが必要とかではなく、商品(やイベント)を作っても欲しい人がいなければ売れないし、同じ品質の商品(やイベント)を他で安く売っていたら、それ以上の価格設定では売れないというのは、誰にでもわかることです。

 

失敗の原因は、マーケティング的な発想が足りなかった、というだけではないと思いますが、独りよがりな商品を作ってしまわないように、自分自身にもダメ出ししていきたいと思います。最近読んだ本に「批評家にはなるな」的なことが書いてあったので、私も当事者になった訳ですから基本を大切にして活動を行っていきたいと思います。

 

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